エアコンの電気代と省エネ

エアコンはもはや現代では必需品ともいえる生活家電の一つになっています。ただし、エアコンは家電製品の中でも指折りのエネルギーを必要とする家電製品でもあります。ここでは、エアコンを使う上での省エネの方法などを分かりやすく説明していきます。

エアコンの消費電力と冷暖房能力

エアコンの消費電力を調べる場合は、エアコンの室外機にその記載がされていると思います。室外機には「定格能力」と「定格消費電力」があります。室外機には冷房時と暖房時のそれぞれの能力と電力が書かれているとおもいます。

定格能力とは、そのエアコンがもっているいわゆる馬力のようなものです。つまり、どの程度の冷房能力(または暖房能力)があるかを記載したものです。数字が大きいほど、その冷房能力(暖房能力)が高いということを意味します。対して「定格消費電力」とはその定格能力を発揮する上で必要となる消費電力(電気エネルギー量)となります。

つまり、エアコンが使う電気代をみるには「定格消費電力」を、逆にエアコンの能力を見る場合は「定格能力」を見るということになります。

 

エアコンの省エネテクニック

エアコンの省エネテクニックでは、エアコンを使う上で省エネ効果を発揮する様々なテクニックを分かりやすく紹介していきます。

 

フィルター掃除はこまめに

エアコンのフィルターが汚れているのと汚れていないのでは、必要な消費電力が約5%変わってくると言われています。つまり、年間2万円の電気代をエアコンに掛けているとしたら年間で1,000円も無駄な電気代をはらっていることになります。そんなに難しくもありませんのでこまめにフィルター掃除をしましょう。


思い切ってエアコンを買い換える

省エネという観点から見ても場合によってはエアコンを買いなおすという選択肢もあります。例えば我が家にある古いエアコン(8年くらい前)は「定格冷房能力:2.2kw」となっており、「定格消費電力(冷房):0.8kw」となっています。
それが2009年1月時点で調査した結果、同様の定格冷房能力のもので、必要となる定格消費電力(冷房)はおよそ0.6kw」とっています。つまり、冷房の場合だけで1時間200wもの差がでるものとされています。ちなみエアコンの電気代については、日本冷凍空調工業会が基準を決めています。
調査したところ、私の古いエアコンの年間電気代は約3.5万円/年となっており、最新エアコンの年間電気代は約1.5万円/年とシュミレーションされました、つまり、古いエアコンを使い続けると年間で2万円も電気代を余分に使ってしまうと言うことにもなるのです。
もちろん、何でもかんでも交換しなさいというわけではなく、故障時など場合によっては修理に出すよりも最新製品を購入した方がコスト面でも環境面でもお得なる事が多いというわけです。

 

設定温度は冬場は20度、夏場は28度にする

エアコンの特徴上、外部の気温との温度差を大きくすると消費する電気代がより多くかかるという特徴があります。そのため、エアコンの温度設定は省エネ温度と呼ばれる温度に設定しましょう。また、サーキュレーターや扇風機を併用することで体感温度を下げることができます。

 

サーキュレーター・扇風機を併用する

サーキュレーターや扇風機と冷暖房を併用するようにしましょう。冷気や暖気は空気の上か下にたまりやすい性質がありますので、室内の空気を循環させることにより部屋の温度を快適に保つことができるようになります。

 

室外機のまわりを整理整頓し直射日光があたらないようする

エアコンの室外機には、空気が循環できるようにしましょう。室外機のまわりに空気がこもってしまうと冷暖房能力が低下します。また、室外機に直射日光があ たるとエアコンの冷暖房能力が低下するとい言われています。室外機周りの整理整頓を心がけましょう。また、日差しが直接あたる場合は、熱を遮断するシート などをかぶせても良いでしょう。

 

 

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