オール電化の短所

ここまでオール電化のメリットを挙げましたが、メリットだけがあるわけではありません。いくつかデメリットも存在します。ここでは、オール電化利用時に挙げられる様々な短所についてわかりやすく説明します。

設置費用が高額

オール電化の場合、IHクッキングヒーターとエコキュートで工事費も含めると50万円〜100万円ほどのコストがかかってしまいます。オール電化の標準的な光熱費削減効果は月に8000-1万円程度とされていますので、元を取るには7年くらいかかってしまいます。
つまり、かなりの長期スパンで考えなければオール電化の経済的なメリットは感じにくいという短所が挙げられます。また、賃貸マンションや借家などの場合は、設備自体を取り替えることがそもそもできない場合があります。

 

調理器具が限定される

オール電化の調理器具である「IHクッキングヒーター」は原則として電気を通す鍋しか利用することができません。問題になるのが、安価なフライパンなどに多く使われているステンレス製の鍋がIHクッキングヒーターでは利用することができないという点が挙げられます。
最近は「オールメタル対応」といって、これまでのIHクッキングヒーターでは利用できなかったステンレス製の鍋や銅製の鍋などが使えるというコンロも販売されていますが、オールメタル非対応の一般のIHクッキングヒーターと比較すると高額です。

さらに、電気をそもそも通さない陶器や土鍋などは利用すること自体ができません。(ただし、近年のIHクッキングヒーターには「ラジエントヒーター」が付帯しており、そちらでは、電熱線による直接熱をだしますので、土鍋も利用可能です)

 

必ず光熱費が安くなるわけではない

オール電化では光熱費が安くなる!という宣伝が盛んにされていますが、必ずしも躁でない場合もあります。それは、昼間の電気使用量が多い場合です。

オール電化住宅の場合は、エコキュート(給湯器)などの関係から夜間に多くの電気を使います。そのため、夜間の電気代単価を数分の1にまで割引しています。しかし、その分昼間の電気代単価は一般の家庭と比較して高くなっているのです。

もちろん、多くの場合は昼間よりも夜間に多くの電気を使いますので、トータルで見るとお得な場合が多いのですが、昼間に沢山の電気を使う家庭(例えば自営業を営んでおり昼間も自宅にほとんどいるような場合など)では、電気代単価が高いことから、トータルでの光熱費がお得にならない場合もあります。特に夏場は電気代単価が通常の2倍近くになりますので、昼間の使用量に注意が必要です。

 


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