オール電化の電気代を見直す|年間総額・給湯器・料金時間帯の確認
オール電化の電気代は、調理・給湯・暖房を含むため、ガス併用住宅の電気代だけとは比べられません。まず電気・ガスを合わせた年間総額を確認し、使用量が増えたのか、料金条件が変わったのかを分けて調べましょう。
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ガス代がなくなる前後は、12か月の光熱費で比べる
ガス併用からオール電化へ替える場合は、電気料金の増加だけで損得を判断せず、使わなくなるガスの料金も加えた同じ12か月の合計で比較します。冬だけ、夏だけの金額を12倍すると、給湯や冷暖房の季節差を見落とします。
比較する案を次の税込金額と仮定します。電気・ガスの各金額は、基本料金や調整額などを含む年間の請求総額です。世帯人数・在宅時間・給湯量などの利用条件が同じという仮定で、市販設備の実績や平均額ではありません。
表は左右にスクロールできます。
| 比較する案 | 年間の電気料金 | 年間のガス料金 | 年間合計 |
|---|---|---|---|
| ガス併用案 | 144,000円 | 72,000円 | 216,000円 |
| オール電化案 | 228,000円 | 0円 | 228,000円 |
この条件では、オール電化案が年間12,000円高くなります。ガス料金がなくなることだけでは、総額が安くなるとは判断できません。自宅の実績や同じ条件の見積額に置き換えて比べてください。
設備の購入・工事・交換・保守費、太陽光の売電収入は、この表に含みません。導入や買い替えを決めるときは、光熱費とは別にこれらの費用も確認します。灯油やEV充電などを含む家庭では、その対象範囲も両案でそろえましょう。
請求額とkWhを分けると、最初に見る場所が決まる
- 前年同月より使用電力量(kWh)が増えた
- 給湯量、暖房の運転時間、在宅人数、乾燥機やEVなど新たに使い始めた設備を確認します。請求日数が違う場合は、1日あたりのkWhも見比べます。
- kWhは近いのに請求額が増えた
- 料金プラン、基本料金・契約容量、時間帯ごとの単価、燃料費調整額、再エネ賦課金、値引きの適用を明細で確認します。使用時間帯が変わっていないかも確かめます。
- 特定の時間帯だけ使用量が大きい
- 給湯器の沸き上げ、暖房、入浴、洗濯乾燥などの時刻と照合します。家全体の使用量の山だけでは、どの機器が使った分かを断定できません。
電力会社の30分値を使う場合は、スマートメーターの使用量と家電の時刻の照合へ進んでください。金額と使用量のどちらが増えたかを先に知りたい場合は、電気代が高くなったときの確認項目も役立ちます。
「電気でお湯を沸かす機器」でも、方式と運転条件は違う
ヒーター式の電気温水器は、主にタンク内の電熱ヒーターでお湯を作ります。エコキュートは、ヒートポンプで屋外の空気の熱も利用します。同じ「電気給湯」という名称だけで、消費電力量や買い替え効果を同じと考えないでください。
本体の型番を確認し、メーカーの仕様書で方式・タンク容量・年間の効率などを調べます。買い替えは、今の年間使用量と設置条件、見積費用を合わせて判断します。仕組みはエコキュートの確認点と電気温水器、調理側はIHの仕様・対応鍋・電気代で確認できます。
冬に残湯表示が早く減る・昼間に沸かす場合
パナソニックは、給水温度が低い冬は残湯量表示の減りが早くなると案内しています。また、来客でお湯を多く使ったときや、気温・水温が急に下がったときには、湯切れを防ぐため昼間にも沸き上げることがあります。昼間の運転だけで故障や設定ミスとは決められません。
残湯量、使った湯量、入浴の時刻、沸き増しの有無を数日分確認し、自宅の型番の説明書と照合してください。昼間の沸き上げを一律に止めると、必要なお湯が足りなくなる場合があります。
節約のために給湯器の専用ブレーカーを切らないでください。コロナは凍結予防の案内で、エコキュート・電気温水器などのブレーカーをOFFにしないよう求めています。長期不在時は、型番ごとの休止・水抜きの手順を確認し、不明なら販売店へ相談します。
給湯器の沸き上げ時刻と、契約の料金時間帯を照合する
「夜に使う電気が安い」という感覚ではなく、検針票にある契約名と料金表の時刻を確認します。例えば、2026年10月26日に確認した東京電力EPのスマートライフS・Lでは、午前1時〜午前6時と、それ以外で電力量料金の時間帯が分かれています。これはそのプランの区分で、他社・他プランに共通する時刻ではありません。
給湯器の現在時刻と、設定されている電力契約の区分を説明書で確認します。時刻や契約設定に不明点があれば、電力会社と機器の販売店へ相談してください。契約名が似ていても、基本料金の決まり方や加入条件が同じとは限りません。
プラン比較は、実際の昼間・夜間のkWhを同じ条件で当てはめ、基本料金・調整額などを含む総額で行います。家事を移せる時間の確認には、共働き家庭の使用時間と家電予約、移す目的の整理には家庭のピークシフトが役立ちます。
太陽光があるなら、昼間に沸かす機器の条件も確認
太陽光の余剰電力を使う昼間沸き上げ形のエコキュートもあります。夜間蓄熱型と同じ運転・契約条件ではないため、対応機種やプランを確かめます。パナソニックのおひさまエコキュートは、発電しない天候の悪い日にも昼間に契約電力で沸き上げる仕様と案内されています。
晴れた日の買電量だけで得と決めず、曇天・冬季の買電、売電できなくなる分の収入、機器費用も確認します。既存機器を自己判断の外付けタイマーなどで強制停止させる方法には置き換えず、メーカー指定の機能と契約条件で検討しましょう。
見直しを進める4手順
- 12か月の明細を集める:電気料金・kWh・請求日数を並べ、ガス併用との比較ではガス料金も同じ期間で合計します。人数や在宅状況が変わった月を確認します。
- 給湯器の型番と履歴を見る:方式・容量・設定時刻を調べ、湯量・残湯・沸き増しと使用量が増えた時刻を照合します。
- 設定と料金の相談を分ける:必要な湯量を保つ設定はメーカー・販売店へ、時間帯・基本料金・加入条件は電力会社へ確認します。
- 変更後も同じ条件で確認する:湯切れや生活上の不便がないかを確かめ、近い季節・人数・利用量でkWhと請求総額を比較します。
機器を入れ替える前にオール電化の制約も確認してください。契約の比較は電気料金プランの確認、太陽光の導入を含める場合は太陽光の補助制度の確認先へ進めます。
給湯器・料金・凍結予防の公式確認先
確認日:2026年10月26日。給湯器の操作は手元の型番の取扱説明書、料金は自宅の契約条件を確認してください。
電熱ヒーターとヒートポンプという、お湯を作る方式の違いを確認できます。
冬の給水温度やタンク内の湯温によって、使えるお湯の表示が変わる条件を確認できます。
湯切れ防止の運転と、昼間の沸き上げを止める場合の注意点を確認できます。
時間帯、基本料金の契約方式、調整額や加入対象を照合できます。
昼間沸き上げ形の運転、悪天候時の買電、夜間蓄熱型との契約の違いを確認できます。
凍結予防で電源を保つ条件や、水没時に通電しないなど、状況別の取扱いを確認できます。