お風呂のガス代を節約する方法|シャワー・湯量・追いだき

お風呂のガス代を見直すなら、シャワーの出しっぱなしを減らし、浴槽の湯量と家族の入浴間隔を確認しましょう。ふたを閉めて湯温の低下を抑え、入浴が終わった後も保温を続けていないか確認すると、不要な給湯や加熱を減らせます。

情報確認・更新日:。ガス給湯器を使う家庭向けです。機能・設定名は機種によって異なります。

ふたを閉めた白い浴槽と、壁に掛けられたシャワー

まず確認する4つのこと

  1. シャワーでお湯を出している時間。浴室にいる時間とは別です。体や髪を洗っている間など、必要ないときは水栓で止めます。体が冷えるほど無理に短くする必要はありません。
  2. 浴槽にためる湯量。あふれるほどためていないか、湯はりの設定を確認します。追いだきや凍結予防に必要な水位は、給湯器の説明書を優先してください。
  3. 家族が入るまでの間隔。入浴する時刻に合わせて湯はりし、できる範囲で続けて入ります。次の人を待つ間は浴槽のふたを閉めます。
  4. 最後の入浴後の保温設定。保温時間を実際の利用に合わせます。保温の停止と、給湯器の電源プラグを抜く操作は別です。

湯船とシャワーは、人数と時間を合わせて比べる

シャワーだけでも、長く出し続けたり複数人が使ったりすると湯量が増えます。一方、湯船につかる日も体を洗うためのシャワーを使うなら、その分を加えます。

浴槽の湯量を180L、シャワーの流量を8L/分と仮定します。湯船を使う場合は、洗うために1人3分のシャワーを追加。シャワーだけの日は、1人5分または15分出した場合を比較します。いずれも機器の実測値や推奨の入浴時間ではありません。

表は横にスクロールできます。

同じ日に使うお湯の量の比較
人数シャワーのみ
1人5分
シャワーのみ
1人15分
湯船180L+
1人3分のシャワー
1人40L120L204L
2人80L240L228L
4人160L480L276L

この条件の2人世帯では、1人5分ならシャワーだけの方が少なく、1人15分なら湯船と短いシャワーの方が少ない計算です。「何人なら必ず湯船がお得」とは決められません。

水温・使う湯温・給湯器の効率が同じなら、温める湯量が多いほど必要な熱量も増えます。ただし上の表には、浴槽の保温・追いだき、配管での熱損失、給湯器の電気使用を含みません。湯量の差を、そのままガス代の差や請求額として扱わないでください。

シャワーを短くすると、どれだけ湯量が減る?

減る湯量=流量(L/分)×短くする時間(分)×人数×日数です。流量はシャワーヘッド・水圧・水栓の開き方によって変わるため、自宅の条件を使います。

仮に8L/分のシャワーを、2人とも1日8分から5分へ短くすると、1日は8×3×2=48L、30日では1,440L(1.44m³)少なくなります。浴槽の湯はり量は変えず、不要な出しっぱなし3分を減らした条件です。

ガス代の変化は給水温度・吐水温度・熱効率・契約単価で、水道代の変化は地域の料金区分や下水道料金で異なります。基本料金が同じなら、使用量を減らしても基本料金分は下がりません。過去の節約額を自宅の請求額へそのまま当てはめず、ガス代全体の見直しで使用量と契約も確認してください。

節水シャワーヘッドを選ぶ場合は、取り付け可否、給湯器・水栓との組み合わせ、必要な流量を先に確認します。交換後に湯温が不安定になる場合は、機器の説明書やメーカーへ確認してください。節水率や節約額はすべての家庭で同じにはなりません。

追いだき・足し湯・保温を使い分ける

追いだきは浴槽のお湯を温め直し、足し湯はお湯の量を増やします。目的が違うため、ガス代だけでなく水位と温度の両方を確認します。

表は横にスクロールできます。

浴槽の状態から選ぶ機能
浴槽の状態先に確認すること選択肢
量は足りるが冷めた追いだきに必要な水位と、現在の湯温温め直す必要があれば追いだき
湯量も足りない追加する量・温度と、あふれないか機種の足し湯機能を確認。追加後も湯温を確認
次の人まで時間が空くふた、入浴予定、保温時間ふたを閉め、保温時間を利用に合わせる
全員の入浴が終わった保温が続いていないか、凍結予防の条件不要な保温を停止。必要な凍結予防は維持

リンナイの案内では、保温中はお湯の温度を確認し、下がっていれば自動で追いだきします。保温時間を変更できない旧機種もあります。リモコンの表示と説明書で確認しましょう。

足し湯と追いだきの費用は、冷めた程度や追加する湯量で変わります。足し湯の方が必ず安いとは限りません。追いだき中に循環口から出る熱いお湯へ直接触れないようにし、入浴前には湯温を確認してください。

温度と凍結予防で、変更しない方がよい設定もある

  • 給湯器の設定温度と、シャワーから出る温度を区別する。サーモスタット混合栓は湯と水を混ぜます。TOTOも、給湯器の設定温度よりぬるめのお湯が出ることを説明しています。一律に給湯設定を下げず、水栓の指定する温度を守り、吐水温度を水栓で調節してください。
  • 保温を切っても、凍結予防まで切らない。リンナイの凍結予防案内では、電源プラグが抜けるとヒーター・ポンプが動かないとされています。寒い日の節約を目的にプラグを抜かず、機種の必要水位と凍結対策を確認します。
  • 湯量を減らしすぎない。追いだきや凍結予防で必要な循環口上の水位は機種によって異なります。入浴時の湯量だけで判断せず、説明書の条件を優先します。

使い方と機器の条件を確認できる公式案内

以下の本文を2026年10月11日に確認しました。手元の給湯器・水栓の型番と説明書を合わせて確認してください。

リンナイ:給湯器の凍結予防

電源・必要水位・停電など、凍結予防が働くための条件を確認できます。具体的な操作は使用機種の説明書に従ってください。

使い方を見直しても光熱費が気になるとき