ウォームビズ|室温20℃の意味と寒さに合わせた対策

ウォームビズの20℃は、暖房の設定温度ではなく、暖房時の室温の目安です。寒いときは我慢せず、実際に過ごす場所の温度を測り、部屋全体・足元・窓際のどこが冷えているかに合わせて暖房と保温を調整しましょう。

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厚手のカーテン、カーディガン、ひざ掛け、スリッパと室温計を備えた冬のリビング
衣類と窓まわりを整え、温度計で過ごす場所の寒さを確認しましょう。

20℃に設定しても、座る場所が20℃とは限らない

エアコンのセンサーと、窓際の机や床に座る場所では温度が違うことがあります。リモコンの数字だけで判断せず、温度計の値と体の寒さを確認します。室温が20℃でも寒ければ、衣類や窓の対策とともに暖房を調整してください。高齢者、乳幼児、持病がある人、体調が悪い人は、とくに体調を優先します。

環境省はウォームビズで室温20℃を目安に呼び掛けています。同じ案内にある19℃は政府が自ら取り組む際の方針で、家庭で一律に19℃まで下げる指示ではありません。日差しや断熱によって暖房なしで20℃を超える部屋を、冷房して下げる必要もありません。

始める日も全国共通の暦だけで決めず、地域の気候、朝晩の室温、家族の体調に合わせます。

暖房を下げる前に、室温を確かめる4手順

  1. いつもの席で測る。温度計を普段座る場所の近くに置きます。直射日光や暖房の風が直接当たる場所は避け、温度計の説明書に従って表示が落ち着いてから読みます。
  2. 足元と窓際を比べる。顔の近くは暖かいのに足が冷える、窓から離れると寒さが和らぐなど、場所による違いを確かめます。温度計を移す場合は、それぞれで表示が落ち着くのを待ちます。
  3. 寒さに合う対策を一つ試す。窓際ならカーテン、足元なら衣類や室内履き、部屋全体なら暖房の運転状態を確認します。下の表から選べます。
  4. 同じ席で確かめ直す。対策後も寒ければ暖房を調整します。設定温度を下げるのは、家族が無理なく過ごせることを確認してからにしましょう。

前後を比べるときは、朝と昼を混ぜず、なるべく同じ時間帯・席・暖房の使い方で確かめます。外気温や日差しが違う日の電気代だけでは、一つの対策の効果を判断できません。

部屋全体・足元・窓際で、先に見直す場所が違う

スマホでは表を左右に動かせます。

寒さの感じ方先に確かめること対策と、次の判断
部屋全体が寒い暖房が運転しているか、吹出口やフィルターがふさがれていないか説明書に沿って運転・お手入れを確認。室温が足りなければ暖房を調整し、重ね着だけで耐えない
上半身は暖かいが足元が冷える座る高さと床付近の違い、暖かい空気が上に偏っていないか靴下・室内履き・ひざ掛けを使い、空気の循環も試す。風を体へ直接当てて寒くならないよう、向きと風量を調整
窓のそばだけ寒いカーテンの丈と隙間、座る位置、窓まわりからの冷気厚手で床近くまで届くカーテンを使い、席を窓から離す。改善しなければ内窓などの断熱も比較
脱衣所や廊下へ移ると急に寒い居間だけでなく、移動先の温度と暖房設備の有無入浴前は脱衣所・浴室を暖める。居間の設定を下げることより、寒い場所への移動時の備えを優先

窓にシートを貼る場合は、ガラスの種類や製品の貼付条件を先に確認してください。床暖房の上へラグなどを追加する場合も、暖房設備の説明書で使用できる敷物を確かめます。窓断熱の方法とシートを貼れないガラス、エアコンの風量・風向きとお手入れで確認できます。

首元・手首・足首を覆う衣類や、脱ぎ着できるカーディガンは調整に使えます。暖房器具のそばへ衣類を掛けたり、吹出口を布で覆ったりしないでください。

帰宅後から入浴前までの使い方

  • 帰宅直後:冷えた部屋は必要な暖房を使い、いつもの席と足元を確認。まだ寒い段階で設定だけを下げないようにします。
  • 座って過ごすとき:衣類・ひざ掛け・窓まわりを整えます。部分暖房を足すなら、元の暖房と追加機器の合計の電気代を比べましょう。暖房器具の使い分けと電気代計算が参考になります。
  • 入浴前:脱衣所や浴室をあらかじめ暖めます。水気のある場所に対応していないヒーターは持ち込まず、設備・機器の設置条件を守ります。高齢者の入浴では同居者への声掛けも大切です。
  • 就寝・外出前:石油ストーブなどの消火を確認。こたつや電気ストーブをつけたまま眠らず、暖房器具ごとの説明書に従います。

暖かさを保つときも、換気と安全は省かない

燃焼式暖房は製品に合う換気を続ける

室内の空気を使う石油・ガス暖房は、換気不足で一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。冷気を防ぐために換気口をふさいだり、換気をやめたりしないでください。日本ガス石油機器工業会は石油ストーブで1時間に1~2回、1~2分程度の換気を案内していますが、実際の換気方法・頻度は使用製品の説明書を確認します。エアコンの運転だけで換気ができると考えず、住宅の換気設備も適切に使います。

給油は消火してから行い、昨シーズンの灯油やガソリンを使わないでください。暖房器具とカーテン・布団の距離、コード・プラグの傷み、リコール対象かどうかも使用前に確認します。ファンヒーターの安全な使い方も参考にしてください。

加湿や部分暖房は、増やし過ぎない

加湿だけで寒さを解決しようとせず、湿度計や窓の結露を確認します。結露が続くときは加湿量、換気、窓の断熱を見直しましょう。加湿器は説明書に沿って水替えと清掃を行い、熱い蒸気によるやけどにも注意します。

こたつ、電気カーペット、湯たんぽなどを同じ部位に長く当て続けると、低温やけどのおそれがあります。弱い設定でも安全とは限らず、就寝中の使用可否や使い方は製品ごとに確認してください。

詳しい実践方法と安全情報

出典本文の確認日:2026年10月28日。室温の目安や節約方法は、体調、住宅、暖房機器の条件に合わせて調整してください。