波力発電
波力発電は、波の上下・往復運動などを電気へ変換する海洋エネルギー技術です。潮流発電との違いと実用化上の課題を解説します。
意味
波力発電は、海面の波が持つ上下動、往復流、圧力変化などを、機械装置や空気タービン等を介して発電機へ伝える方式です。振動水柱、可動物体、越波など複数の方式があります。潮の流れを使う潮流発電、海流発電、干満差を使う潮汐発電とは別です。
2026年時点の位置づけ
日本を含む各国で研究開発・実海域実証が続いていますが、長期間の商用運転例は風力・太陽光ほど多くありません。NEDOは発電性能だけでなく、荒天時の耐久性、係留、保守、生物付着、環境影響、運用を事業化の課題として検証してきました。
誤解しやすい点
海に波があるから常に一定量を安価に発電できる、というわけではありません。波況は季節や場所で変わり、台風等の極端な条件に耐える設備と海上保守が必要です。漁業、航行、景観、生態系、海底ケーブル、系統接続を含む立地調整も欠かせません。
一次情報・関連解説
確認日:2026年7月30日