消費電力とは

様々な家電製品には「○○W」というように、その製品がどれほどの電力を消費するのかが記載されています。このWという単位はアンペア(A)×ボルト(V)を掛けた数字となります。消費電力であるワットは、電気代における電気使用量として計算されます。つまり、消費電力をできるだけ抑えることが電気代節約につながるのです。

消費電力の大きさは電気の使用量の大きさ

ワット数というのは、要するにどれだけ電気を使っているのかという「電力消費量」を指します。つまり、600Wの家電製品を使うという場合は、600Wという電気を消費しているということです。

電気代の従量部分(消費量による課金)については、原則として使用したワット数に応じて電気代がかかることになります。つまり、このワット(消費電力)を節約することで電気代を削減することができるのです。

一般的に、電気代を計算する場合は、「kWh(キロワットアワー)」という数値で計算をします。1kWh(1キロワットアワー)とは、1キロワット(1kWは1000W)の電力を一時間消費した場合ということです。つまり、1kWhというのは、1000W(1kW)を1時間使用した場合の消費電力の量ということです。

例えば、電球に100V60Wと書かれている場合は、標準家庭の電圧である100Vで利用した場合は、消費電力が60Wということをあらわしてまいます。この電球を2時間利用した際の消費電力量は120Whということになります。

1kWhあたりの電気代は使用量によって異なりますが、当サイトでは、概算値として22円としています。つまり、1200Wの消費電力を必要とするドライヤーを1時間付けっぱなしにした場合の電気代は1.2kWhとなりますので、22円×1.2=26.4円の電気代がかかるということになります。

なお、1kWhに対する電気料金については各電力会社やご契約中のプランによっても異なります。詳細はご自宅に届く明細書をご覧になるか、電力会社のホームページ・パンフレット等をご覧ください。

 

消費電力と電気代の関係を知ることが、節電・省エネの第1歩!

つまり、電気代を節約する場合(省エネする場合)、いかに消費電力量を小さくするのかが大事と言うことになります。具体的に消費電力を下げるための方法やテクニックについては「電気代節約のテクニック」や「家電製品別の省エネ法」で詳しく説明していきますので、そちらをご覧になってください。

しかし、1kWhが22円というのはよく覚えておいてください。トイレの電気を1日中つけっぱなしにした場合の無駄は電球が60Wのものの場合は、60W×24=1440W=1.44kWhです。1.44×22=約32円というように、自分がどれだけ無駄遣いをしたのかが理解できるでしょう。

また、「温暖化対策基本法」では、1kWhにつき0.555kgの二酸化炭素(Co2)を排出しているとされています。つまり、1ヶ月に10kWhの無駄な電気消費をやめれば、二酸化炭素の排出量を年間に67kgも減らすことができるのです。これは、成長した杉の木4.5本分もの効果があると言われています。

 

 

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